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【IntelliJ/Scala】推論された型を常にエディタ上に出す

絶対忘れるので自分用のメモ。
Kotlinだとデフォルトで表示されてたような気がするけど、Scalaは設定しないと出ない?

IntelliJ IDEA > Preferences > Editor > Inlay Hints > Scala > Type hints
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個人的にはParameter hintsのShow parameter hintsも両方有効にしておきたいところ
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【本】実践Scala入門を読んだ

仕事でScalaを扱うことになったので読んだ。
この本の前に下記の本を読んでいたけど、100Pに満たない本なので触れられていないトピックも多く、全体的な言語仕様を知ろうと思ったのが理由。
【Scala】Scalaをはじめよう! ─マルチパラダイム言語への招待─ を読んだ - B-Teck!

本書も思想や言語の考え方を掘り下げるというよりは、言語機能やその扱い方の紹介がメイン。
目的は達せられたけど深い部分には触れられなかった。
Akkaの本も気になるけど、まずコップ本だよなぁ。

第1章 Scalaひとめぐり
第2章 Scalaの基礎
第3章 Option/Either/Tryによるエラー処理
第4章 コレクション
第5章 並行プログラミング
第6章 Scalaプロジェクトのビルド
第7章 ユニットテスト
第8章 知っておきたい応用的な構文
第9章 よりよいコーディングを目指して

章立てはこんな感じ。

以下感想。

  • 実践と言う割にそこまで実践的なテクニックが出てきた感じはしなかった
    • 言語機能はよく網羅されていたと思う
  • 並行プログラミングの章が大きなトピックになってるけどあまり旨味がわかってない
    • JVM言語でこれだけ単純にスレッドを扱えるのがうれしい?
    • 正直ここはあんまり読んでて楽しくなかった(個人の感想)
  • 6章のsbtの扱い方は勉強になった
    • 反面、IDEで開発するときにどのくらい利用されているのかは気になる
  • 7章のユニットテストも勉強になった
    • 複数の書き方やテストの方法等がわかりやすく並べられていたので良かった
    • 読了時点で、一部scalatestから切り出されているテスト向け機能などがあり、新しいバージョンで試す場合は注意が必要
  • 8、9章は大きな学びがあるわけではないものの、最低限注意しておくべき部分がまとまっている感じで良かった
  • 写経していたらいくつかそのまま動かせないコードやあっているのかわからないコードがあって困った
    • 読み方ミスってるだけかもしれない
    • 本音を言えば、収録コードをDLするか公開リポジトリに置いてほしい

次は挫折しなければコップ本を読みます。
先日第4版が出たばかりだし。

【本】サブスクリプション/アフターデジタル/アフターデジタル2を読んだ

ビジネス的な目線でサービスをどう考えるかいまいちわからなかったので、身近な人に勧められた3冊を読んでみた。

共通して語っていることはざっくりいうと

  • 製品中心の世界から顧客の体験に価値を置く世界にシフトしつつある
    • 移動・小売などの業界もオンラインとオフラインをうまく融合させている
    • 従来の一度売ったら終わりのビジネスではなく、継続的な収益を上げる
    • データから行動を分析し、改善を繰り返すことで選ばれ続ける
  • 従来の考え方で作られた組織から、顧客中心の組織に作り直す必要がある
    • 特に今までのやり方で成長してきた日本社会・企業ではうまくやる必要がある
    • 製品をマスに届けるのではなく、個別の体験へ

みたいな感じだった。
ユーザーに使い続けてもらうためにはその体験が特別でなければならず、その特別な体験を繰り返すことで顧客のロイヤリティを高めて、最終的にユーザーのLTVを上げてサービスとしての収益を高める、というのが理想形っぽい。

ペインポイントをしっかりと分析し、解決できるソリューションを考えて提供し、ユーザーの行動を分析したり、真の要望を抽出することでサービスを改善するサイクルというのは当たり前のようでいて、現実世界ではなかなか難しい。
サービスを運営し続けるためには達成しなければならない数値や収益があって、目先の数字のためにここを曲げてしまうタイミングはいくらでもあるし。
そういうときでも、何に基づいてこれをしようとしていて、ユーザーにどういう影響を与えるのかというのは常に考えるようにしていかないといけないと思った。

ビジネス書、玉虫色のサクセスストーリーが事例としてたくさん載っているけど、本当はもっと泥臭かったり苦しい部分がたくさんあるはずで、そういう失敗ポイントとか、苦しみポイントとかが書かれてる本とかあれば読んでみたいなと思った。