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【ゲーム】インファマス セカンドサン

『Ghost of Tsushima(ゴースト オブ ツシマ)』でも最近話題となっているサッカーパンチ。
好きな人にとってはスライ・クーパーの方が代表作かも知れないが…。
今回はそのサッカーパンチが以前開発したこのゲームを紹介していく。

インファマスシリーズ3作目の本作は、超能力を得た主人公がオープンワールドで暴れまわる作品。
過去作の設定の延長上の物語が描かれるものの、キャラクターや舞台は一新。
今作から遊び始めても問題ないストーリーとなっている。
プレイ時間は2~30時間程度。トロフィーを取りながらゆったり破ってもそのくらいで終わると思う。

選ぶのは、正義か、悪か

f:id:beatdjam:20180428020200j:plain 自らの選択で、後ろの女の子を更生に向かわせることも、堕落させることもできる。

インファマスシリーズ3作目である今作も、
前2作と同様に善ルートと悪ルートのストーリーが存在する。
得た力を人々を守るため、何かを助けるために使うルート、
圧倒的な力で周囲をねじ伏せ、自分の力を誇示するルート。
大筋のストーリーでは大きな違いは無いものの、ミッション中のセリフや進行などが変化する。
特に面白いのが市民の存在で、善人でいればそこかしこで称賛と応援の言葉を聞くことができる。
反面悪人ルートの場合、誰からも蔑まれ、罵倒され、どこにも味方はいない。

何の力を振るうのか

f:id:beatdjam:20180428020710j:plain 作中では4つの能力を使うことができる

最初に入手する、煙を操る能力。
光となって街中を駆け回る能力。
ゲームの世界に入り込んで、天使や悪魔、巨大な武器を召喚して戦う能力。
そして、コンクリートを扱う能力。
主人公はストーリーが進むごとに新たな能力を得ていく。
本編での活躍が少なく、クリア後に使える程度といった能力もあるが、
それぞれの能力で異なったプレイ感や別の戦略がある。

箱庭としてのシアトル

f:id:beatdjam:20180428021704j:plain f:id:beatdjam:20180428021713j:plain 夕暮れのシアトルと、スペース・ニードルをバックに

オープンワールドとはいうものの、フィールドに存在するミッションは単調で、
徘徊する市民にパーソナリティはない。
あくまでプレイヤーが主人公の能力を好きに使って暴れられるように作った箱庭という感じ。
小粒感のある本作ではむしろそれが良い要素として効いており、
縦横無尽に飛び回って戦っている感覚を味わえる。

感想

操作性、ボリューム感、ストーリー全てで爽快感に重点を置いた作りになっている本作。
サクッとプレイできることもあり、プレイ時間での満足度は大きめ。

クリア後に進行度を100%にしてしまうとほぼやることがなく、
かといって最高難易度がそこまで難しくない。
やりこみユーザーにはおすすめできない。

ストーリーは善ルートのほうが好き…だし自然だったように思う。
悪ルートはいまいち気持ち的に乗り切れず…残念。

もし安くなっていたりしたら買ってプレイする価値はあるゲームだと思う。