ビジネス的な目線でサービスをどう考えるかいまいちわからなかったので、身近な人に勧められた3冊を読んでみた。
共通して語っていることはざっくりいうと
- 製品中心の世界から顧客の体験に価値を置く世界にシフトしつつある
- 移動・小売などの業界もオンラインとオフラインをうまく融合させている
- 従来の一度売ったら終わりのビジネスではなく、継続的な収益を上げる
- データから行動を分析し、改善を繰り返すことで選ばれ続ける
- 従来の考え方で作られた組織から、顧客中心の組織に作り直す必要がある
- 特に今までのやり方で成長してきた日本社会・企業ではうまくやる必要がある
- 製品をマスに届けるのではなく、個別の体験へ
みたいな感じだった。
ユーザーに使い続けてもらうためにはその体験が特別でなければならず、その特別な体験を繰り返すことで顧客のロイヤリティを高めて、最終的にユーザーのLTVを上げてサービスとしての収益を高める、というのが理想形っぽい。
ペインポイントをしっかりと分析し、解決できるソリューションを考えて提供し、ユーザーの行動を分析したり、真の要望を抽出することでサービスを改善するサイクルというのは当たり前のようでいて、現実世界ではなかなか難しい。
サービスを運営し続けるためには達成しなければならない数値や収益があって、目先の数字のためにここを曲げてしまうタイミングはいくらでもあるし。
そういうときでも、何に基づいてこれをしようとしていて、ユーザーにどういう影響を与えるのかというのは常に考えるようにしていかないといけないと思った。
ビジネス書、玉虫色のサクセスストーリーが事例としてたくさん載っているけど、本当はもっと泥臭かったり苦しい部分がたくさんあるはずで、そういう失敗ポイントとか、苦しみポイントとかが書かれてる本とかあれば読んでみたいなと思った。