新しい仕事がWebメディア寄りの業務も触ることになりそうだったので、
SEOについて総ざらいしてみました。
とりあえず今回はHTMLの記述で気をつける点についてです。
内容は下記あたりを主に参考にしています。
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ライティング編も併せてどうぞ beatdjam.hatenablog.com
HTMLの記述
HTMLの記述について、記述するべき内容や目安など
title
- ページの内容を短く説明する。
bodyにかかれている内容を簡潔に表す。
不要な句点、読点、スペースは削除し、伝えたい内容だけを表現する。 - 他のページと同じ
title
にならないようにする。 - 半角40文字 全角20文字程度 最大でも24文字以内に収める。
- titleは
|
や-
などを用いて区切ることも可能。
例) サイト名などを表示する
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- 区切り文字を入れる場合でも、キーワード重複は1つまで
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- 複数ページにまたがる場合はtitleにページ数などを入れ、同じにならないようにする
description
- ページの内容を簡潔にまとめた概要を書く。
コンテンツ内の抜粋ではページの内容をまとめた概要にならないので注意。 - 他のページと同じ
description
にならないようにする。 - スマートフォン向けに50文字程度、全体で110文字程度に収める。
- 同じキーワードを過剰に用いないように気をつける。
アンカーテキスト
- 簡潔で説明的なテキストを使用する。
リンク先の内容がわかるように、かつキーワードを用いたり関連性のある言葉を使用する。 - リンクだとわかるような装飾をする。 本文と同様の装飾では気づかれなくなってしまう。
- リンク先は
title
、description
、h1
などにアンカーテキストを含んでいると良い。
必須ではないが、それらの中にアンカーテキストで用いた言葉が含まれていることで、
ユーザーが求める内容を得られるということを明示できる。
画像
- ファイル名や
alt
テキストは画像の内容を適切に説明したものにする。
汎用的な名前は使用しない。
image1.jpg
や、noname.jpg
ではなく、
flower_rose.jpg
のように画像の内容を表す名前が良い。 alt
テキストを設定する。
基本的にaltテキストは全て設定するべき。
画像が表示できない場合altテキストが表示されるため、
altテキストのみで内容が想定できるようなものが望ましい。- 通常の画像はpngかjpg アニメーションはgifを使用する
- 画像もsitemap.xmlに登録するとインデックスを促進できる
属性
meta
タグ内やリンクなどに設定する属性について。
<a href="https://google.co.jp/" rel="nofollow">google</a>
や
<meta name=”robots” content=”nofollow”>
等のように用いるもの。
alternate
属性
下記のようなケースで別のURLが存在する時、その代替URLを定義する。
* スマホ向けとPC向けで別のURLが存在する場合 (media
属性を設定)
下記の例はモバイル向けサイト、http://example.com/mobile/
の存在を示している。
<link rel="alternate" media="only screen and (max-width: 640px)" href="http://example.com/mobile/">
- 別の言語向けのURLが存在する場合 (hreflang 属性を設定)
下記の例は日本語版、ドイツ語版、そしてデフォルトで表示されるコンテンツの3つが存在していることを示している。
<link rel="alternate" href="http://example.com/ja/" hreflang="ja" /> <link rel="alternate" href="http://example.com/de/" hreflang="de" /> <link rel="alternate" href="http://example.com/" hreflang="x-default" />
- PDFなど、別のファイル形式が存在する場合(type 属性を設定)
下記の例は
application/rss+xml
を指定することでRSSフィードが存在することを示している。
<link rel="alternate" type="application/rss+xml" href="http://example.com/feed">
canonical
属性
alternate
属性で定義するような同内容別バージョンのコンテンツが存在する時、
その中の正規のURLを定義することでコンテンツが正しく評価されるようにする。
<!-- http://example.com/de/やhttp://example.com/ja/等のときに記述する。 --> <link rel="canonical" href="http://example.com/">
prev
、next
属性
複数ページにまたがっているコンテンツの場合に、つながりを明示するための属性。
<link rel="prev" href="前のページのURL"> <link rel="next" href="次のページのURL">
noindex
属性
クロールやインデックスなどをされたくない場合に用いる属性。
管理画面や完了画面等、検索結果に表示されたくないページに使う。
<meta name="robots" content="noindex">
nofollow
属性
クローラーがこの属性の設定された箇所のリンクを辿らないようにする属性。
コメント欄や掲示板などでのスパム防止などに用いる
<meta name="robots" content="nofollow">
noarchive
属性
コンテンツをキャッシュしないようにクローラーに伝える属性。
頻繁に変化のあるページにこの属性をセットすることで古い情報が残ることを防ぐ
<meta name="robots" content="nofollow">
見出しタグhx
h1
タグはページ最上部で使用し、ページの重要キーワードやテーマを書く
title
と同じにせず、詳しく言い換えたものにする
h1
タグは重要なものとみなされるので画像などにしない- 重要な語句を見出しとして記述する。
- 文字の強調としては用いない。
em
やstrong
の使用を検討する。 hx
タグはp
タグによる説明を必ずセットで行う。h1
~h6
は正しい階層順を意識し正しく設定する
h1 > h2 > h3 > h4 > h5 > h6
- h2以降は1つ上の階層を掘り下げて説明するものとする
- 見出しごとに異なる内容になるようにする
- リストのように表示したい場合は見出しタグではなく
list
タグを用いる
段落タグp
p
タグを適切に用いて文中の段落を分ける。
パンくずリスト
パンくずリストはページの上部や下部に設置される内部的なリンクの行。
サイト内でのページの階層を表しており、上位のカテゴリへの遷移などのユーザビリティの他、
クローラーも階層を理解するので、巡回やインデックスの効率が上がる。
設定しているページでは検索結果にも表示される。
URL
- URLはコンテンツに関連する単語を使用したものにする。
- コンテンツと直感的に紐づくディレクトリ構造にする。
- リダイレクトのステータスは正しく用いる
異なるURLから遷移されている場合は301リダイレクト(恒久的な転送)
メンテナンスやエラー画面等の場合は302リダイレクト(一時的な転送)
本文
- 本文の文字のサイズは16px 行間1.2emを目安とする。
モバイル向けサイト
- モバイル向けサイトを同時に用意しておくことで、よりユーザーに利用されやすくなる。
- PC版とモバイルで同じURLを用いる場合、リダイレクト等で適切な誘導を行う。
モバイルサイト向けクローラーとモバイル向けサイトで表示結果が異なる場合、正しくインデックスされない、
クローラーに対するコンテンツ隠し(クローキング
)と判断される可能性があるので注意する。