- 作者: 草野あけみ
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 2015/11/06
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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HTMLとCSSの知識は断片的に齧って少し知っているだけで、
ほぼまともな知識がない状態だったのでこの本を読んだ。
本の概要
詳細な目次は翔泳社の書籍ページ(下記)を見てもらうとして、ざっくり本の流れを書く。
HTML5&CSS3標準デザイン講座(草野あけみ)|翔泳社の本
Chapter01 HTMLで文書を作成する
HTML4までをベースに、基本的なHTMLの記法や概念などを説明。
サンプルを通じてコンテンツをどのようにマークアップするかを実践的に解説する。Chapter02 CSSで文書を装飾する
従来のCSSをベースに、基本的なCSSの記法や概念を説明。
特に良く使用されるCSSプロパティを抜粋し、どのようなことが行えるのかを解説する。Chapter03 CSSレイアウトの基本
CSSを用いることでどのようなレイアウトが実現できるのかを、例を挙げて説明する。
よく利用されるパターンとその概念の解説や、その実装方法が解説されている。Chapter04 本格的なHTML5によるマークアップを行うための基礎知識
ここまでの説明をベースに、HTML5で新しくできるようになったことや新しい概念などを説明する。Chapter05 本格的なWeb制作のための設計と準備
基礎を学習した初心者が本格的なWebサイトを作成する際に役に立つ知識やノウハウを解説。
HTMLの設計の指針や開発の進め方、注意点などが簡潔にまとめられている。Chapter06 実践的なWebサイトのコーディング
前章で学習した設計を元に、実際にサンプルサイトを作成しながら、コーディングの流れを学ぶ。Chapter07 CSS3入門
Chapter2で学習した従来のCSSをベースに、CSS3に対応した知識を学ぶ。
CSS3の記法をどのように使用するかや注意点などを解説している。Chapter08 マルチデバイス対応の基礎知識
PC以外へ向けたWebサイトの構築や対応、注意点などについて解説。Chapter09 レスポンシブ・ウェブデザインのコーディング
ここまでで学習した内容を用いて、レスポンシブデザインのWebサイトを実際に構築する。
感想
- 非常によくまとまっており、なんとなくHTMLやCSSを知っているくらいの人でも十分に役に立つ情報量がわかりやすく記載されていた。
- 初学者の人でもわかりやすいように、なぜその記述をするのか、何に気をつけるべきかの注釈が充実している。
- 特にChapter1~3の流れは素晴らしく(恐らく後からHTML5・CSS3の記述を追加したため?)、一通り読むだけである程度実践的なWebのレイアウトを構築できるのではないかと思う。
- Chapter1~3で基本を押さえ、Chapter5~6で直ぐに解説を交えながら実践することで、知識が整理されて定着しやすい。
- HTML5・CSS3の知識は増補版といった分量ではあるものの、本書の内容としては必要十分であり、よく網羅されている。
なんとなくの理解でモヤモヤしていた部分などが解決されて、個人的に非常に勉強になった本だった。 買ってよかったと思うし、初学者の人には是非オススメしたい一冊。