Papers, Please、知ってますか?
タイトルに今更って書いた通り、2013年のゲームなんですけどね。
インディーゲー界隈では相当有名な作品で、Steamでも圧倒的に好評がついてます。
store.steampowered.com
端的にいってしまうと、戦後真っ只中で治安最悪の架空の共産主義国家で、
入国審査官としてひたすらパスポートの矛盾を指摘したり、テロを未然に防いだり、
時にはワイロをもらって見逃したり…といったお仕事シミュレータです。
これだけだと何が楽しいの?って感じですよね。
細かい世界観の描写が良い
ゲーム内では直接国内の情勢や動きが見れるわけではないんですけど、
その代わりに毎朝業務開始前に新聞を読むことができます。
新聞に載っている出来事は、直接業務に影響のあるものもあれば、
ただのフレーバーとしてのテキストもあり、作品世界の動向を想像するのにとてもいいんですね…
特定の国家と緊張状態になれば入国の締め付けも厳しくなったり、逆も然り。
また、一部の入国者にはその背景を想像させるような会話やイベントもあったりして、
パッと見はチープな絵なのに、世界観にのめり込む要素がいっぱいです。
お役所仕事を体験できる
これは人によってはうーん?って思うかもしれないんですけど、
そもそもお仕事系シミュレータやるひとって、ある種の「面倒くささ」を求めてると思うんですよね。
このゲームはそんな「面倒くささ」でいっぱいです。
頻繁に変わる入国規則、当たり前のように変わる必要書類とフォーマット、
印章や、些細な部分だけが間違っているパスポート…
それだけの業務をこなしても得られるのは薄給で、主人公には養わなければならない家族がいる…
一日の終りに支払われる給与は、家賃や暖房の燃料、家族の食費、時には病気の家族の為の薬代に消え、
裕福な暮らしなど夢のまた夢です。
プレイしたくなってきませんか?
ぶっちゃけこのゲームの面白さなんて語り尽くされてるんですけどね
このゲーム、色んな所で話題になっているし、記事だって探せばいくらでも出てきます。
でも、自分でプレイして、選択をして、その結果を見る体験は、是非してほしいなと思います。
最初の数回は、なかなか大変かもしれないですけどね…
それでもプレイする価値はあるゲームです。
それでは、アルストツカに栄光あれ!