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【雑記】知識を得ることと世界への認知の解像度を上げること

唐突ですが、私の趣味は情報収集です。
常になんらかの情報をインプットしていたいし、なにかをしていて気になることがあればすぐに調べて、そのアウトラインを知りたい。
ある種「情報中毒」とでも言うべき欲求が根底に流れていて、認知するあらゆるものに対しての知識を得たい衝動が常にあります。

これは生来備わっていたものかというとおそらくそうでもなくて、中学・高校時代に常時インターネットに繋がる携帯電話が身近にあったからなのかなあと思っています。
何かを問えば答えが返ってきて、より知らないことを与えてくれる物体は、こういった沼に沈み込むのに十分な存在でした。

さて、自身にそういった傾向があることは昔から知っていたのですが、じゃあ何のためにするの?と問われると、いつも答えに窮していました。
しかしここ最近、自分が求めていたのはタイトルにも上げたように、世界への認知の解像度を上げたかったのかもしれないなと思うようになりました。
「世界の解像度を上げる」というのは使い古された表現でもあり、今更話すことでもないかもしれないんですが…

自分の場合、自覚的になったのはこの動画がきっかけでした。


【ゲームさんぽ/The Crew2 】土木構造物に見るUbisoft様の“再現欲”(アメリカ東海岸編)

自分の知らない知識があることがわかりやすく明示され、吸収し、動画を見る前と見た後では世界の見え方が変わっている。
どんな知識を得ても起きているはずの出来事なのに、何故かこの動画ではとても衝撃を受けました。
それと同時に、自分は何らかの知識を得ることで、一つの場面・事象からできるだけ多くの情報を読み取りたいと感じていることも自覚したんです。
(これもまた情報中毒っぽいですね)

一つを知ることで新たな物事の存在を知り、それらを知ることでまた新たな物事の存在を知る。
そうして蓄積した知識たちのフィルターを通して世界を見ると、また新しい疑問が生まれる。
気がつくと、深い知識がなくても、知っていることたちがつながって大きなネットワークになっている。
それが楽しくてひたすらに物事を調べていたんだなと。
仕事する上でも、趣味の中でも、広く浅く知ってる人っているようでいないので、改めてそういう部分を強みとして生きていけたらなあなんて思いました。

そんなわけで最近は、これまでちゃんと手を出してこなかった知識たちに手を出してみていたりします。
最後に、それらを紹介して締めようと思います。

・歴史を面白く学ぶコテンラジオ www.youtube.com
世界の歴史を、様々な視点や切り口から語るコテンラジオ。
通り一遍の歴史をさらっただけでは出てこない視点や知識を得られて、勉強にもなるし、面白くてゆるく聞けるポッドキャストです。
(Youtubeでも配信してるのでそちらのチャンネルリンクを貼っています)

・だぶるばいせっぷす 思想と哲学史 note.com 哲学や思想を1から勉強し直し、その学習内容をポッドキャストとして配信しているだぶるばいせっぷす。
哲学って、どうしてもハードルが高く感じがちなんですけど、学習者の視点からわかりやすくまとめて配信されていて、非常にわかりやすいです。

・ダムの科学[改訂版] 知られざる超巨大建造物の秘密に迫る

会社にダム好きな人が結構いて、話聞いてるうちに「自分はダムについてなんにも知らないなあ」と思って読んだ本です。
正直この本を読むまでは3割くらいしか言ってることがわからなかったんですが、基本的な部分は7割くらいはわかるようになりました。
ダムの歴史や構造の種類、運用を見据えた工事など見どころが一杯で、なんだかんだでちょっとダムを好きにもなりました。
コロナが収まったらぜひ見に行きたいですね。。。

・路面電車の謎 思わず乗ってみたくなる「名・珍路線」大全

これも会社に交通好きな人が多かったために手にとった本です。
路面電車、言っても電車の亜種でしょうくらいの気持ちでいたら、意外とそうでもなくて、新しい驚きでいっぱいでした。
各地の路面電車を語る部分は、元々の知識もないのでよくわからなかったりもするのですが、それを踏まえても面白い本でした。

どうしても自分の好む分野を偏って摂取しがちなので、周囲の人の存在は良い刺激になっています。
もしおすすめの本や分野があったらぜひ教えて下さいね。